記述試験の勉強法

六法全書1

本日、行政書士試験の結果発表がありました。合格された皆様おめでとうございます。残念ながら不合格となってしまった方も、今日から次の試験に向かって頑張っていきましょう。
2016年の試験の合格率は、9.95%で、受験申込者数が53456人、合格者が4084人でした。合格者数と合格率の両方ともに最も高いのは法科大学院が集中している東京で、合格者989人で12.03%です。合格者数と合格率の両方ともに最も低いのは鳥取県で合格者数4人で3.74%となっています。

パーフェクト行政書士40字記述式問題集」とうかるぞ行政書士 40字記述式問題集」と「合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集

記述式問題集は、正直、どの問題集を使ってもあまり変わらないと思います。本番の試験の時、問題集と同じような問題が1問くらい出題されるのが普通ですが、まったく出題されない場合もあります。運次第ですので、色々見て自分の気に入った問題集を選びましょう。あえて言うなら合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」の穴埋め問題は知識の整理に役立ちました。

勉強法

まず、民法と行政法の知識がなければ、記述問題は解けませんので、過去問がある程度解けるようになった段階で、記述の勉強を始めるのがいいと思います。時間があって記述の勉強も同時にできるという方でしたら、同時に記述の勉強をしてもいいです。どの記述問題集でも1~2問くらいは同じような試験問題が出題されますが(0の時もあります)、とても難しい問題が最低1問は出題されますので、民法と行政法のテキストをしっかり理解しておく必要があります。

記述問題集は、1回目は、まず設問と答えを読んで、答えを3回は書き写しましょう。2回目は、自分で解いて分からなかったり間違えたら、答えを書き写して覚えます。3回目以降は、自分で書いた答えが、解答のポイントを押さえていれば問題ないと思います。
時間に余裕がある人は、色々な記述問題集を買って解くのもいいですが、まず初学者はどれか1冊の記述問題集を完璧にできるようにしましょう。

テキストと問題集のまとめ

私がもし今独学で行政書士試験の勉強を始めるなら、どのテキストや問題集を使うかを(1)~(4)の記事でお伝えしてきました。参考にして頂ければ幸いです。
試験に興味のある方は、まず独学から始めるのがお勧めです。出費が少なくて済むという利点は大きいです。また、今回紹介したテキストや問題集が完璧に理解できるレベルなら、基礎が身に付き合格するかもしれないレベルに達している思います(一部科目は除く)。まず、1年間は独学で勉強をして行政書士試験を受験してみる。ダメだったら別のテキスト・問題集や資格予備校を探してみるというのも悪くないです。

あなたが独学を選んでも資格予備校を選んでも、一度決めたテキストや問題集を信じて1年間勉強しましょう。その方が、途中であれもこれもと手を付けるより、早く合格できると思います。
「行政書士試験 新司法試験」や「行政書士 法務博士」と検索すると分かると思いますが、行政書士試験の合格者のかなりの数が法科大学院の在学生や卒業生などのようです。彼らの努力は凄まじいです。彼らは法律の勉強を1万時間位勉強することは当たり前です。しかも、現在は大学と法科大学院で1000万円以上の借金をかかえ、死に物狂いで勉強を頑張る人が少なくないそうです。そんな人たちと競うことになりますので、最後まであきらめずに、どういう結果だったとしても自分が選んだものだから自分の責任なんだと覚悟を決めて合格を目指してください。

※上記内容は仕事などで時間の取れない方のためのおすすめの勉強法です。専業受験生などの勉強時間を確保できる方は、行政書士試験の専門予備校で学んだほうが良いと思います。私が行政書士試験を受験する時に聞いた話では、行政書士試験の合格者の半分は法科大学院生又は修了生、残り半分のほとんどが有名大学の法学部生又は卒業生で、それ以外の一般人は1%も合格者がいればいいほうだということでした。その真偽はともかく、少なくとも行政書士試験の勉強を始めて10年以上の方は私が知る限りでも数人いらっしゃいます。

新司法試験・司法書士試験・行政書士試験の関係及び難易度の比較

法科大学院生と行政書士試験の関係

リンク先:熊倉照男(テルオ)と受験法律研究会

リンク
ぜひ読んだ後は毎回クリックをお願いします
にほんブログ村 経営ブログ 経営者へ
にほんブログ村
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(1)」(序文、民法・憲法・商法の勉強の仕方)
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(2)」(行政法の勉強の仕方)
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(3)」(一般知識・基礎法学の勉強の仕方)
「30分もできなかった私が続けられるようになった勉強法」
一般財団法人行政書士試験研究センターへ

水曜日と木曜日のブログはお休みします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です