一般知識と基礎法学のテキスト・問題集のやり方

積まれた本

➀「センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」と「センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本

すごく簡単でわかりやすいテキストです。行政書士試験は科目や範囲が広すぎるため、あまり手を広げられないので、大学受験の時に政治・経済・社会を勉強してない場合は、こういったわかりやすく簡単な基礎テキストだけでも読んでおく必要があります。

 


②「完全MASTERセンター試験政経問題集」

穴埋め問題や正誤問題などで、基本的な実力が付きます。時事問題もありますので、政治経済は、この問題集ができる実力があれば、かなり正答できる可能性が上がると思います。社会は問題集をやらなかったのでわかりません。

 


③「一般知識○×チェック」

政治・経済・社会・情報通信・個人情報保護法などの重要論点が一問一答で勉強できます。

 


④「公務員試験 速攻の時事」

行政書士試験にも時事問題が出題されますので、余裕があれば読んでおいた方がいいでしょう。

 


⑤「公務員試験 文章理解 すぐ解ける〈直感ルール〉ブック」

貴重な文章理解の問題集です。解説がしっかりしており、古文・英文を除いたところを確実に理解できるようになれば、文章問題をすべて落とすようなことはないと思います。

 


勉強方法

〇一般知識は、範囲が広すぎる上、いままでの勉強量やレベルに個人差が大きく、正直、なにをどこまでやれば合格するのかわからない科目です。

働いていて時間がなかったり、政治・経済・社会は、けっこうできるという人なら、個人情報保護法の条文を確認しながら一般知識○×チェック」をやるだけでもいいと思います。

私としては、センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」と「センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本を読み、「完全MASTERセンター試験政経問題集」である程度知識を正確にして、個人情報保護法の条文を確認しながら行政書士の一般知識○×チェック」を何回か読み、「公務員試験 文章理解 すぐ解ける〈直感ルール〉ブック」を解くくらいがいいと思います。このくらいの知識があれば、あの時代の政策はこうだったからこれは違うなとか、こういうシステムに近いからこれが正解なんじゃないかなどと類推ができ正答率が増えます。(絶対合格できるというレベルになるテキストや問題集ではないと思いますが、法令科目を優先しなければ範囲が広すぎて時間がいくらあっても足りません。)

〇基礎法学も範囲が広いため、私は合格革命 行政書士 基本テキスト (合格革命 行政書士シリーズ)」と「合格革命 行政書士 基本問題集(合格革命 行政書士シリーズ)」などの基本テキスト・問題集と過去問しか解きませんでした。時間があれば「法学入門(有斐閣双書)」なども読んでみるのもいいと思います。

一般知識は運によるところが大きい科目で範囲も広いため、勉強せず運任せの受験生も多いらしいです。だったら、行政書士法をもっと細かく出題したり、また特定行政書士考査で民事訴訟法が出題されたということなので、特定行政書士考査でいきなり民事訴訟法を出題するくらいなら、一般知識の出題をやめて、通常の行政書士試験に行政事件訴訟法や民事訴訟法などを出題したほうが、法令科目は頑張れば結果も出やすいですし、行政不服申立代理権を付与されることにより訴訟等の提起も視野に入ってくることの可能性を考えるといいような気がします。

または、個人商店や零細企業などの事業の立ち上げや経営などのコンサルができるような知識などを習得する科目を取り入れたほうが、申請と共に事業の立ち上げや経営のアドバイスもでき、日本の為になるんじゃないかと思います。中小企業診断士は、かなりの数が大企業に勤めていたり、会社の管理職をされている方で独立しているのは3割以下らしいですし、利益を出しづらい個人商店や零細企業のみを専業にした経営コンサルタントはだいぶ少ないですし。行政書士事務所の経営改善にも役立ちますし。

時間に余裕がある人やもっと勉強したいという人は、もっと難しい別のテキストや問題集を探したほうがいいと思いますが、行政書士試験の中心は法令科目ですので、法令科目をまず合格レベルにしてから、一般知識や基礎法学の勉強を深めていくようにしましょう。

※上記内容は仕事などで時間の取れない方のためのおすすめの勉強法です。専業受験生などの勉強時間を確保できる方は、行政書士試験の専門予備校で学んだほうが良いと思います。私が行政書士試験を受験する時に聞いた話では、行政書士試験の合格者の半分は法科大学院生又は修了生、残り半分のほとんどが有名大学の法学部生又は卒業生で、それ以外の一般人は1%も合格者がいればいいほうだということでした。その真偽はともかく、少なくとも行政書士試験の勉強を始めて10年以上の方は私が知る限りでも数人いらっしゃいます。

新司法試験・司法書士試験・行政書士試験の関係及び難易度の比較

法科大学院生と行政書士試験の関係

リンク先:熊倉照男(テルオ)と受験法律研究会

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「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(4)」に続きます

リンク
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(1)」(序文、民法・憲法・商法の勉強の仕方)
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(2)」(行政法の勉強の仕方)
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(3)」(一般知識・基礎法学の勉強の仕方)
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(4)」(記述試験の勉強の仕方、テキストと問題集のまとめ)
「30分もできなかった私が続けられるようになった勉強法」
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