行政法のテキストと問題集のやり方

合格だるま2体

➀「マンガ はじめて行政書士行政法 (マンガでわかる資格試験シリーズ)」

行政法は、とてつもなく取っ付きづらい科目です。私は、初めて行政法を勉強したときに、よくわかる~とか、分かりやすいといわれる学者本なども読みましたが、モヤモヤした感じが残り、いまいち理解していないような気がしていました。行政法の内容のイメージが出来ていなかったのですね。そこで、本当は漫画に頼るのは嫌だったのですが、他に分かりやすいテキストは探しても見つからなかったので、「マンガ はじめて行政書士行政法(マンガでわかる資格試験シリーズ)」に頼ることにしました。しかし、これが正解でした。テキストや問題集で難しく説明されていたことも、こんな簡単なことだったのかと理解できました。百聞は一見に如かずですね。


②「合格革命 行政書士 基本テキスト (合格革命 行政書士シリーズ)」と「合格革命 行政書士 基本問題集(合格革命 行政書士シリーズ)

このテキストと問題集の内容だけで、合格点を取れる人は、ほぼいないんじゃないかなと私は思います。天才か、運が良かったか、専門予備校や大学などで学んで元々実力があった人くらいだと思いますが、行政法のテキストは資格予備校が出している基本テキストがまとまっていて使いやすいです。

どの資格予備校のテキストでもそんなに差はないと思いますが、テキストと問題集は同じところにした方がいいです。


③「国家試験受験のためのよくわかる行政法」神余 博史 (著)

抽象的な行政法を大変分かりやすく書いている本です。細かく記載されていますので、基本テキストの内容で理解できないところを重点的に読むといいと思います。


④「行政法」櫻井 敬子、 橋本 博之(著)

 初学者にはお勧めしませんが、時間があれば、ある程度行政法を勉強した後、この本を理解しようと読みながら今までやった勉強内容を思い出すとかなりの力が付きます。


⑤「合格革命 行政書士 肢別過去問集 (合格革命 行政書士シリーズ)」

行政書士試験の行政法の市販の問題集は、意外と種類が少なく、必然的に過去問に頼ることが多くなります。この肢別過去問集は、説明文が簡潔で分かりやすく一番使いやすかった過去問集です。過去問集で気を付けることは、問題と答えを覚えるだけでは不十分ですので、設問の内容がテキストではどう書かれていたかなどを確認しながら解くようにします。


勉強方法

まず最初に、「マンガ はじめて行政書士行政法」を1回読みます。そのあと、「合格革命 行政書士 基本テキスト」の行政法の部分を1回読み、「合格革命 行政書士 基本問題集」の行政法の部分を3回解きます。1回目、分からないところは早めに答えを見て進め、2回目は基本テキストで確認しながら進めてください。分からなければ、マンガ はじめて行政書士行政法を見るのもいいです。3回目は、わかりづらかったところ、理解していないところを重点的に解くと良いです。

 基本問題集の3回目が終わったら、続いて過去問集に移ります。合格革命 行政書士 肢別過去問集」を「国家試験受験のためのよくわかる行政法」や基本テキストで確認しながら、完全にわかる問題は飛ばしてもいいので、少なくとも2回は解いていきましょう。

※上記内容は仕事などで時間の取れない方のためのおすすめの勉強法です。専業受験生などの勉強時間を確保できる方は、行政書士試験の専門予備校で学んだほうが良いと思います。私が行政書士試験を受験する時に聞いた話では、行政書士試験の合格者の半分は法科大学院生又は修了生、残り半分のほとんどが有名大学の法学部生又は卒業生で、それ以外の一般人は1%も合格者がいればいいほうだということでした。その真偽はともかく、少なくとも行政書士試験の勉強を始めて10年以上の方は私が知る限りでも数人いらっしゃいます。

新司法試験・司法書士試験・行政書士試験の関係及び難易度の比較

法科大学院生と行政書士試験の関係

リンク先:熊倉照男(テルオ)と受験法律研究会

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「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(3)」に続きます

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「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(1)」(序文、民法・憲法・商法の勉強の仕方)
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(2)」(行政法の勉強の仕方)
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(3)」(一般知識・基礎法学の勉強の仕方)
「独学で行政書士試験に短期合格する方法は?(4)」(記述試験の勉強の仕方、テキストと問題集のまとめ)
「30分もできなかった私が続けられるようになった勉強法」
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